|
神代修 著
A5判上製 230ページ
2,730円(税込)
2010年8月刊
ISBN978-4-89259-638-4
|
|
コロンブスの発見から植民、独立、奴隷解放を経て、キューバ革命まで、500年に及ぶ楽園の歴史がいま明かされる。わが国初の本格的キューバ史。
まえがき
キューバの先住民社会 ──「コロンブス前後」──
はじめに
1 五つの先住民部族
2 先住民の絶滅
おわりに
キューバの初期史 ──発見から植民へ──
はじめに
1 発見期
2 征服期
3 植民期
おわりに
黒人奴隷出自論 ──キューバ奴隷制社会の構造──
はじめに
1 奴隷貿易の開始と推移
2 多種多様な言語・方言
3 諸部族の出自
4 キューバへの到達
5 アフロキューバの文化
おわりに
19世紀カリブ海地域の砂糖経済 ──キューバを中心にして──
はじめに
1 砂糖経済の量的拡大
2 製糖業の近代化へ
3 セントラールの出現
4 米国資本の進出とキューバ砂糖
キューバ独立戦争と奴隷解放
はじめに
1 独立戦争と製糖業
2 グアイマロ憲法とその反動
3 「モレー法」と奴隷解放
4 戦争終結と奴隷解放
おわりに
ホセ・マルティとキューバ革命党 ──創立100周年に当たって──
はじめに
1 キューバ革命党の創立
2 反植民地主義と反帝国主義の党
3 キューバ革命党の今日的意義
キューバにおける農業改革と社会主義農業の展開
はじめに
1 農業改革への道
2 革命の問題点と徹底化
3 革命前の農村
4 社会主義農業の展開
おわりに
キューバにおける新しい「制度化」への動き
はじめに
1 「制度化」への動き
2 今後の課題
おわりに
キューバの民族文化 ──その混合性を中心にして──
はじめに
1 ラテンアメリカ文化との対比
2 キューバ文化の混合性
3 各分野の混合文化
おわりに
植民地都市ハバナの形成 ──新世界のトポグラフィ──
はじめに
1 ビーリャの建設
2 城塞都市の誕生
3 宗教都市ハバナ
4 イギリスのハバナ占領と近代化
おわりに
あとがき |