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図書出版 文理閣
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 2026年10月9日 発売予定   

トランプ・バイデン政権の経済政策 自由主義の危機への2つの対応

 
 



河﨑信樹 ・藤木剛康
吉田健三 編著

A5判並製 274ページ
定価:2700円+税
ISBN
978-4-89259-996-5

 



1980年代以降の政治・経済を支える「新自由主義」からの転換を目指した第1期トランプ政権およびバイデン政権。その経済政策はどのように変化していったのか、アメリカ経済の専門家が分野ごとに分析する。

はじめに

序 章
 「自由主義の危機」への2つの対応:国民的新自由主義とポスト新自由主義

第1章 マクロ経済と社会環境:「自由主義の危機」の基礎
 1.1930年代の「自由主義の危機」とニューディール秩序
 2.マクロ経済の変遷とトランプ・バイデン政権期
 3.経済格差と社会の分裂:「ラストベルト」と「クリエイティブ都市」
 4.パンデミックとその対応:分断と混迷

第2章 産業構造と産業政策
    :アメリカにおける経済ナショナリズム興隆の一つの謎解き

 1.産業構造の変化と産業政策の変質
 2.産業構造の大変化
   :産業別付加価値・従業者にみる「不均等発展」と「均等発展」
 3.製造業従業者・職業別従業者動態にみる地域的な経済的機会の相違
   :現代アメリカ版地域経済の不均等発展の含意
 4.トランプ・バイデン政権における経済ナショナリズム化した
   産業政策の分析
 5.産業構造変化・地理的バイアス・経済ナショナリズム化
   :トランプ・バイデン政権の産業政策の意義

第3章 財政政策:党派間、党内の分断と財政規律の弛緩
 1.基本的な分析視角
 2.統一政府下での大規模財政改革
 3.歳出予算過程と政府機関閉鎖、政府債務上限法
 4.第2期トランプ政権の予算過程
 5.財政規律の弛緩と財政の持続可能性

第4章 金融政策:連続する危機対応と政策依存
 1.金融政策の仕組みと独立性
 2.金融政策の具体的展開
 3.金融政策への「依存症」

第5章 移民政策:移民問題の「二重化」と庇護申請者
 1.はじめに:移民排斥論の高まりと移民政策の課題
 2.第1期トランプ政権・バイデン政権期の移民の動向
 3.第1期トランプ政権
 4.バイデン政権
 5.おわりに:第2期トランプ政権下での取り締まり強化

第6章 エネルギー・環境政策:電力需要急増時代における環境規制の後退
 1.はじめに:2024年までのエネルギー情勢と関連政策
 2.2030年の国内電力需要予測報告の衝撃:需要停滞時代の終焉
 3.第2期トランプ政権のエネルギー・環境政策
 4.求められる電力供給力の拡張と新規電力需要の抑制
  :電力関係重要鉱物の資源制約のなかで
 5.まとめにかえて

第7章 対外経済構造と国際金融政策:基軸通貨ドルの行方
 1.分析視角と検討課題
 2.対外経済構造の変化
 3.国際金融政策とドル体制の動向
 4.第2 期トランプ政権とドルの行方

第8章 通商政策:製造業再建のための2つのアプローチ
 1.はじめに
   :アメリカ通商政策の歴史的転換と製造業再建コンセンサスの台頭
 2.第1期トランプ政権の通商政策
 3.バイデン政権の通商政策
 4.第1期トランプ政権以降の通商政策論争
 5.第2期トランプ政権の通商政策
 6.製造業再建コンセンサスのゆくえ

第9章 援助政策:「テロとの戦い」から「大国間競争」へ
 1.第1期トランプ・バイデン政権期における国際援助額の推移
 2.第1期トランプ政権の援助政策
 3.バイデン政権の援助政策
 4.ウクライナ援助
 5.国内政治対立と援助政策
 6.第1期トランプ・バイデン政権と援助政策の転換

終 章 2つの政権の評価と課題

略号一覧
索引



編著紹介:
河﨑信樹(かわきき のぶき)
関西大学政策創造学部教授。『アメリカの国際援助』日本経済評論社、2012年、ほか。
藤木剛康(ふじき たけやす)
和歌山大学経済学部准教授。『ポスト冷戦期アメリカの通商政策:自由貿易論と公正貿易論をめぐる対立』ミネルヴァ書房、2018年、ほか。
吉田健三(よしだ けんぞう)
青山学院大学経済学部教授。『アメリカの年金システム』日本経済評論社、2012年、ほか。

 

 

   
   
   
 

 2026年10月29日 発売予定 

 

SNEジャーナル32 「戦争・核・平和」問題と特別ニーズ教育

 

日本特別ニーズ教育学会
編

A5判並製 297ページ
定価:3000円+税
ISBN
978-4-89259-998-9



長らく無視され周縁化されてきた障害・疾病等の特別ニーズを有する子どもの「いのち・生活・学習・発達」の権利とリアリズムに着目し、「戦争・核・平和」問題と特別ニーズ教育研究の視座について検討する。

特集にあたって:日本特別ニーズ教育学会はなぜ「戦争、核、平和」問題と
特別ニーズ教育という研究課題に取り組むのか(高橋 智)

特 集

 子どもの「戦争・核・平和」問題と特別ニーズ教育研究の視座
  ―長田新(1951)「原爆の子―広島の少年少女のうったえ―」
  を手がかりに―  (高橋智・石井智也・能田昴)

 長崎にて原爆被爆した子どもの
 「いのち・生活・学習・発達」問題のリアリズム
  ―長崎市立城山小学校「原爆学級」(1952-1958)の
   被爆児救済教育を中心に―  (石川衣紀・高橋智)

 疾患・障がいを有する子どもの核実験被害
  ―カザフスタン・セミバラキンスクを事例に―  (平林今日子)

 障害・特別ニーズを有する子どもの平和教育実践
  ―長崎県の特別支援学校を事例に―  (菅 達也)

 戦時下の盲教育を覆った施策
  ―視覚障害児はどう教えこまれたか―  (岸 博実)

 長崎原爆と特別ニーズ教育
  ―破壊と創造の遺産に学ぶ―  (平田勝政)

原 著
 知的障害特別支援学校における複数担任制の研究
  ―ベテラン教師が若手教師に行使するストラテジーに着目して―
                         (花田健史)

実践研究
「エピソード記述」に取り組む特別支援学校教員の
「意識と実践」の変容プロセス
 ―個人から集団への展開に着目したM-GTAによる分析―
              (垂髪あかり・岩佐直彦)

資 料
 知的障害のある生徒の障害受容の困難に関する実態調查
  ―特別支援学校中学部・高等部の教師を対象とした質問紙調查―
                    (生田邦紘・赤木和重)

 視覚障害のある女性を対象とする月経教育の指導内容と留意点の検討
  ―当事者の困難や工夫に関する語りに基づいて―(鶴岡尚子・北岡大輔)

 国立大学附属小学校の通常学級における特別支援教育体制の検討
  ―整備・運用・連携協働の視点から―  (有我紀子・奥住秀之)

 戦前期大阪市における学校教育・職業教育・社会的保護を
  接続する教育構想
  ―思斉学校の対象児童と教育行政上の位置づけに着目して―
                        (磯﨑加奈予)

報 告
 アイルランドにおける知的障害者の大学教育保障の動向と課題
  ―ダブリン大学トリニティ・カレッジ
  「知的障害者トリニティ・センター(TCPID)」の訪問調査
  (2036年3月)から―
     (石井智也・能田昴・内藤千尋・石川衣紀・田部絢子・
                      池田敦子・高橋智)

米国ギフテッド教育における専門職員制度の現状と課題
―職員数の減少がもたらす影響に着目して―  (関内偉一郎)

後期中等教育における重度運動・移動障害生徒の就学保障と支援制度
―スウェーデンRgRhの2校調査から―  (石田祥代)


書 評
田中謙著
『日本における言語障害児支援に関する歴史的研究
―北海道におけることばの教室の展開過程と原動力としての
支援者養成―』  (大伴 潔)

高石啓人著
『スクールソーシャルワーカーによる子どもの権利保障
―教育と福祉の連携を行う専門性とは何か―』  (鈴木庸裕)

伊藤駿著
『インクルーシブ教育の比較社会学
―日本とスコットランドの実践から―』  (眞城知己)

伊井勇著
『障害のある子どもの放課後と地域福祉
―放課後等デイサービスの二面性―』  (田中 謙)

窪島務著
『インクルーシブ教育と特別ニーズ教育
―試金石としてのスローラーナーの認知―」  (黒田 学)

図書紹介
松崎保弘編著
『知的障害教育の教育課程 ―一歩進んだ理解のために―』(堤 英俊)

田中謙著
『特別支援学校におけるカリキュラムマネジメントに関する基礎的研究
―現状分析に基づく今後の展望―』  (新井英靖)

黒田学・武分祥子・野村実編著
『排除と包摂の福祉社会 ―障害児者の発達保障に向けて―』(河合隆平)

2026年度日本特別ニーズ教育学会文献賞および奨励賞の授賞
次号案内
Contents and Abstracts
編集後記