|  | 植村善博著 A5判 202ページ2,625
        円(税込)
 2011年4月刊
 ISBN978-4-89259-652-0
 |  | 自然地理学の立場から、京都の鴨川・桂川・宇治川の水害・治水の歴史を明らかにするとともに、とくに昭和9年の室戸台風、10年の京都大水害の実態、復旧活動、河川改修の特徴を詳細に分析する。 はじめに第1章 水害環境と治水思想
 1 世界の災害と日本
 2 水害の発生と水害環境
 3 明治以降の治水思想
 第2章 鴨川と京都の水害史
 1 京都の地形と河川
 2 鴨川つけ替えの検討
 3 鴨川の治水
 4 鴨川の水害史
 5 戦後期京都の水害
 コラム 現代に生きる『治水神』
 第3章 桂川と長岡京市の水害
 1 桂川の地形と治水
 2 桂川右岸の内水災害
 3 明治以降の水害史
 4 長岡京市勝竜寺の水害
 コラム 右京区西京極の御室川『治水碑』
 第4章 宇治川と宇治市の水害
 1 宇治川の地形と水害史
 2 近世淀川の治水
 3 巨椋池の排水問題
 4 戦後期宇治市の水害
 コラム 巨椋池の水辺環境と水位の変化
 第5章 昭和9年9月室戸台風
 1 室戸台風による暴風
 2 被害とその特徴
 3 対応と復旧
 第6章 昭和10年6月京都大水害
 1 気象状況と水位
 2 河川状況と氾濫
 3 被害の全体像
 4 学区ごとの被災状況
 5 土木・交通などの被害
 6 避難および救護・救援活動
 7 京都市の対応と災害予算
 8 公同組合の取り組み
 9 昭和10年8月水害
 10 復興計画と鴨川改修
 11 昭和10年大水害の教訓と提言
 まとめ
 参考文献
 
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