比較経営研究第36号　コーポレート・ガバナンス改革の国際比較

巻頭言：比較経営学のパラダイムを求めて（夏目啓二）

特　集
　アメリカにおける金融危機とコーポレート・ガバナンス改革　（岩波文孝）
　金融危機とコーポレート・ガバナンスの変容
　　―ドイツを中心として―　　（松田健）
　「股権分置」と中国のコーポレートガバナンス　　（劉永鴿）
　ロシアのコーポレート・ガバナンス
　　―近年の改革の動向と原発企業のガバナンス体制―　　（加藤志津子）

論　文
　オフショア開発における日本から中国への技術移転
　　―ブリッジSEの役割とその育成を中心に―　　（陸雲江）
　日本半導体産業における生産システムの新展開
　　― 「HALCAプロジェクト」の事例を通じて―　　（上田智久）

研究ノート
　韓国半導体産業の構造変化　　（宋娘沃）

書　評
　ロシアと中国の市場経済化の20年
　　―『現代ロシア経済論』と『現代中国経済論』の２著を読む―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（酒井正三郎）
　林正樹編著『現代日本企業の競争力』　　（小阪隆秀）

日本比較経営学会編

A5判並製　184ページ
定価：2800円+税
2012年7月刊
ISBN；
978-4-89259-686-5

日本比較経営学会
Japan Association for the Comparative Studies of Management

「企業経営の理論と現実を市場・社会体制との関連で比較研究する」 ことを目的に、1976年4月創立された。年次研究大会、部会の開催および学会誌の刊行などの研究交流事業を行っている。本学会はこれまでに『会社と社会―比較経営学のすすめ』（文理閣　2006年）、その英語版であるBusiness and Society―New Perspective for Comparative Studies of Management, Bunrikaku Publisher, 2007などを刊行してきた。

　本学会の概要、加入方法、連絡先につていは以下の本学会ホームページに掲載している。　http://wwwsoc.nii.ac.jp/jacsm/index.html