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      北島信子 著 
      A5判並製 206ページ 
        定価:2000円+税 
ISBN: 
978-4-89259-906-4 
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       宗教者であり、かつ教育者でもある先人らは、その信仰をどのように教育実践に活かしてきたのか。東井義雄をはじめ、近藤益雄・野村芳兵衛・宮坂哲文らの教育理念を、子どもや地域との関連を含めて検討する。 
      はじめに 
         
          第一章 戦後生活綴方教育における子どもの生活の意識化 
            一九五〇年代・戸田唯巳『学級というなかま』を中心に 
         はじめに 
         一 一九五〇年代の生活綴方教育の遺産 
         二 戦後生活綴方教育実践の再評価 
          ―戸田唯巳『学級というなかま』における子どもの生活の意識化― 
         まとめ 
         
        第二章 東井義雄の教育思想における浄土真宗の教 
         はじめに 
         一 その生涯 
         二 心の遍歴 
         三 『村を育てる学力』にみる浄土真宗の教え 
         まとめ 
         
        第三章 近藤益雄の教育理念における宗教性について 
         はじめに 
         一 その生涯 
         二 近藤益雄と宗教 
         三 「のんき・こんき・げんき」における宗教性 
         まとめ 
         
        第四章 戦後七〇年と三浦綾子の『銃口』 
            ―「教育基本法第一五条(宗教教育)」理解の手がかりに 
         はじめに 
         一 『銃口』における戦時下の教師への思想弾圧 
         二 『銃口』から教師のあり方を学ぶ 
         まとめ 
         
        第五章 子どもの教育における学校と地域の連携について 
            ―東井義雄を中心に富田地区の可能性を考える 
         はじめに 
         一 生活綴方とは 
         二 親・子・教師の文集『土生が丘』とは 
         三 『土生が丘』における作品の特徴 
         四 作品の紹介 
         まとめと「富田」の可能性 
         
        第六章 東井義雄の教育実践と地域共同体―教材 
            「いなむらの火」を中心に 
         はじめに 
         一 東井義雄『村を育てる学力』における学校と地域の関係づくりについて 
         二 国語教材「いなむらの火」とは 
         三 ラフカディオ・ハーンの A Living God(「生神様」) 
         四 東井義雄の「いなむらの火」の授業について 
         まとめ 
         
        第七章 野村芳兵衛の教育観における浄土真宗への信仰について 
         はじめに 
         一 その生涯 
         二 野村芳兵衛の教育観における信仰について 
         三 野村芳兵衛の教育観における浄土真宗の信仰の表れについて 
         まとめ 
         
        第八章 宮坂哲文における宗教と教育―『禅における人間形成』を中心に 
         はじめに 
         一 宮坂哲文の生活指導論 
         二 『禅における人間形成』についての検討 
         三 宮坂における禅林教育と生活指導論の共通点 
         まとめ 
         
        おわりに  
         
  
         
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