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非対称競争下における競争戦略  寡占市場でLCCはいかに生き残ったのか

 
 



重谷 陽一 著

A5判上製 184ページ
定価:3600円+税
ISBN
978-4-89259-965-1

 



航空業界において圧倒的力をもつ既存航空会社と後発LCCとの競争を事例として、後発企業がビジネスを継続していくために必要な「非対称競争下での競争優位」を導き出し、後発企業のとるべき競争戦略を提案する。

はじめに

第1章:序論
 1-1. 本研究の問題意識
 1-2. 「非対称競争(Asymmetric Competition)」について
 1-3. 本書の構成

2章:低価格航空会社(LCC)の概要と市場環境
 2-1. はじめに
 2-2. 低価格航空会社(LCC)の歴史
 2-3. 低価格航空会社のビジネスモデルとそのバックグラウンド
 2-4. まとめ

第3章:低価格航空会社(LCC)のオペレーション戦略
 3-1. はじめに
 3-2. 先行研究
 3-3. LCCのオペレーション戦略
 3-4. まとめ

第4章:低価格航空会社(LCC)のプロダクト戦略
 4-1. はじめに
 4-2. 新規参入と先発企業の戦略
 4-3. 先発企業が後発企業に対する対抗戦略を決める要件
 4-4. LCCの新戦略
 4-5. プロダクト戦略からみたLCCの存立の条件
 4-6. まとめ

第5章:低価格航空会社(LCC)のプライシング戦略
 5-1. はじめに
 5-2. 先行研究
 5-3. 非対称競争下における後発企業(LCC)のプライシングモデル
 5-4. 参入阻止回避モデル
 5-5. 実ケースへのモデルの適用
 5-6. 参入阻止回避モデルの問題点
 5-7. まとめ

第6章:先発企業の戦略と後発企業への対応
 6-1. はじめに
 6-2. 先行研究
 6-3. 参入阻止行動モデル
 6-4. 「本邦国内線旅客輸送事業統計」によるモデルの検証
 6-5. まとめ

第7章:LCCビジネスモデルの今後の展開(中長距離路線への挑戦)
 7-1. はじめに
 7-2. 中長距離LCCの歴史
 7-3. 先行研究
 7-4. 中長距離LCCの成立条件
 7-5. 中長距離LCCの将来と本邦での可能性(第7章のまとめにかえて)

第8章:結論と今後の課題
 8-1. 本研究のまとめ
 8-2. 本研究の今後の課題

〈参考文献〉
〈エアラインコード一覧〉

 




著者紹介:重谷 陽一(しげたに よういち)
PhD., MBA, MA 阪南大学国際学部准教授。1971年5月13日生まれ。大阪市天王寺区出身。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)中国語学科卒業後、伊藤忠商事株式会社綿花綿製品部に勤務。英国ロンドン大学東洋アフリカ研究所(School of Oriental and African Studies, University of London)修士課程及び英国ランカスター大学マネジメントスクール(Lancaster University Management School)MBA課程留学を経て、日本テレコム株式会社(現ソフトバンク)国際事業部に勤務。全日本空輸株式会社(ANA)に転職し、国際貨物事業、韓国駐在、国際旅客事業に携わる。2023年2月に関西学院大学経営戦略研究科にて博士(先端マネジメント)取得。静岡産業大学経営学部教授を経て現職。