図書出版 文理閣 周辺地図のページへ
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人間発達叢書の刊行にあたって 私たちの生きている世紀は、多くの紆余曲折を経ながらも、大局的には、自由と人権を拡大してきたといえるでしょう。それは、女性や障害者など、固有の困難を抱える人たちの権利についても同様です。また、子ども・青年・高齢者などが、人生のそれぞれの時期を豊かに過ごせるような、さまざまな権利や運動も提起されてきています。 このような社会の歩みは、人間の発達にとっても新しい条件になりつつありますが、人間発達に関わる否定的な現象や根深い危機もまた、私たちの目の前に繰り返し現れてきます。 こうしたなかで、この「人間発達叢書」を刊行するのは、そうした危機に抗して人間の発達と発達保障の事実をその法則性においてとらえ、それを多くの人たちの共有財産にすることを願うからです。 本叢書が、日本の家庭・地域・学校・保育園などをはじめとする人間発達の最前線で営々と積み重ねられているさまざまな発達保障の営みに寄与し、それを通じて連帯と社会進歩に貢献することができれば、これに優る喜びはありません。 (巻末より)
豊田さんのヒューマンな介護記録や、こぶしの里の実践など痴呆性老人の姿を通して高齢期の発達を考える。
松井一晃・児島珠里編 四六判 248ページ 1994年刊 (品切) ISBN978-4-89259-219-5
ユニークな国語だよりを発行して思春期の子どもたちの成長と自我形成をはかる"文学教育"の実践。 壬生博幸 著 四六判 257ページ 1630円(税込) 1994年刊 ISBN978-489259-399-0 【もくじ】 はじめに 耳傾ける他者の存在こそが 第1章 ひとりひとりを紡ぐ「広場」としての 第2章 お父さんしゃべる相手はうちの犬 第3章 同時代体験としての戦争 第4章 子どものけなげさがみえる 第5章 人はどこから来てどこへ行くのか コメント・壬生実践の思春期の心 あとがき