|
|
古代オリエントの障害者 |
|
河野 勝行 (こうの かつゆき)
1944年大阪市に生まれる。1964年大阪府堺養護学校高等部卒業。1980年仏教大学文学部史学科(通信教育部)卒業。高知大学非常勤講師、全国障害者問題研究会大阪支部長、大阪府教育委員会非常勤嘱託をつとめる。
|
|
|
|
|
(1)人類最古の障害者創造とインテグレーション!?
シュメール神話「エンキとニンマフ」による
古代オリエント社会では障害者は職業を与えられていた!? 神話をもとに人類最古の障害者像を提示する。
【もくじ】
1、神話「エンキとニンマフ」を探し求めて
2、 「エンキとニンマフ」はどんな筋書きだったのか?
3、それぞれに職業を与えられた六人の障害者
4、現代を先取りしていた「エンキとニンマフ」
5、おわりに
B5判 61ページ 1100円(税込) 1998年7月刊
ISBN978-4-89259-309-3
|
|
|
(2)シュメール神話における疾病観と現代
「エンキとニンフルサグ」その他から
当時の人々が抱いていた疾病・障害者観と医術の様子,不具者崇拝,女性の地位などを神話から探る。
【もくじ】
1、シュメール神話「エンキとニンフルサグ」のあらすじ(1)
2、神話「エンキとニンフルサグ」のあらすじ(2)
3、神話「エンキとニンフルサグ」の疾病観の周辺
4、神話「エンキとニンフルサグ」が語る疾病観
5、「(諸病をもたらす)悪霊に対する呪文」をめぐって
6、バビロニア神話「アトラ・ハシース物語」の疾病起源説
むすびにかえて
B5判 77ページ 1260円(税込) 1999年7月刊
ISBN978-4-89259-333-8
|
|
|
(3)メソポタミアにおける「奇形占い」の世界
膨大なアッシリアの「奇形占い」文書から見えてくる凶兆観と不具者崇拝。関連ヴェツォルト論文収録。
【もくじ】
1、マルドクは「四つ目、四つ耳」ゆえに全知の主神
2、「不具の神」も参加した神々の集会
3、メソポタミアにおける「奇形占い」の世界
『古代オリエントの障害者』 1、2への補遺と訂正
あとがき
メソポタミアにおける身体障害者たちの扱い(ヴェツォルト著 藤原達也訳)
B5判 159ページ 定価2100円(税込) 2000年7月刊
ISBN978-4-89259-542360-4
|
|
|
(4)ハンムラピ法典などに見る「病者・障害者呪詛」
円筒印章・王碑文・法典等に刻まれた病者・障害者呪詛の発生・流布の社会的条件を探る。
【もくじ】
1、円筒印章が描く世界のなかの障害者
2、ハンムラピ法典などに見る「病者・障害者呪詛」
おわりに
シリーズ既刊分への補遺
あとがき
B5判 142ページ 2100円(税込) 2001年9月刊
ISBN978-4-89259-387-1
|
|
|