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森 茂樹 著
四六判 305ページ
2 ,100円(税込)
2012年5月刊
ISBN978-4-89259-684-1
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60年安保の時代、労働組合結成により結婚3日前に不当解雇をうけ、大津地裁に提訴。勝利的和解を勝ち取り、その後、市議会議員、県議会議員として「びわこ空港」「新幹線新駅」阻止の先頭に立って走り続けた著者が波瀾万丈の人生を語る。
第I部 地方議員時代
1 大津市議会議員時代
議員タイプでない私が候補者になったわけ
4つのゼロなど10大公約の実現
大山鳴動ネズミ1匹だったが…
初の一般質問
革新は時の流れ─大津でも革新市政誕生
・革新市長選余話
滋賀で23年ぶり、瀬崎博義代議士誕生
滋賀県独自の政府交渉
浜大津人工島に対するたたかい
代替地なしで自衛隊基地返還
大津市の生活環境の保全と増進に関する条例制定
大津市ガスの大阪ガスへの身売り阻止
京滋バイパストンネル貫通式
・「できるまで言うんじゃ!」
2 滋賀県議会議員時代
(1)初議会で宴会政治を正す
県議初挑戦でも、衆院選でも次点落選
ヤジと怒号の中の初質問で「官官接待」追及
(2)びわこ空港はなぜ止めることができたか
びわこ空港白紙撤回求め本会議で論戦
県民の力で開かせた初の県議会
直接請求は否決されてからが面白い
当局の執拗な地権者攻撃と綺田区のたたかい
政治を動かすのは正論と運動
(3)新幹線新駅も県民の力で阻止
新幹線新駅に関する党の政策とその後の発展
まず論戦・住民運動が盛り上がる
大津市長選で事態が動く
県民は立派な結論を出すでしょう
知事選後の議会での論戦
新駅中止へのターニング・ポイント
(4)思い出に残る県議会でのたたかい
ダム反対運動
大津市北部の大型焼却炉阻止
大津市にホームレスが多くいた冬
日本共産党の道理ある提案拒否、自民が三役失う
2年越しで日本共産党初の監査委員就任
豪華海外視察にストップをかける
選挙の思い出
第II部 私の原点
身近にあった戦争
わが父の思い出
わが母の思い出
原点は貧乏
社会への目覚め─新任の女先生を泣かせる
わずか2週間で終わったわが初恋
夜学時代─高い授業料を払った退学届
第III部 労働組合時代
1 労働組合結成への道
鍋底不況で臨時工の首切りに心痛める
「高卒会員に反省を求む」
使わなかった檄文 「同志を募る」
児嶋と労組結成を相談する
西日本精工労働組合結成へ
“みち”に至る道
2 労働組合活動の中で
深い罪悪感にとらわれ執行委員辞任
西日本精工労組における安保闘争
2つの道にゆれた2人
執行委員長として、1年で4年分の賃上げに成功
・胃袋を握られてはならない
執行部選挙で会社派と激突
不当な除名・結婚3日前の解雇
3 不当解雇撤回闘争
苦しかった新婚旅行
ベトナム戦争型の裁判闘争
筋が通るか通らないかは問題じゃない!
ついに民青弾圧を認めた元労働課長
大津地裁で完全勝訴
裁判の中でのいくつかの思い出
第IV部 わが家の子育て
3人の娘に恵まれて
『19歳になった三女へ』
『17歳になった次女へ』
『24歳になった長女へ』
第V部 日本共産党と私
入党の躊躇と、決断への決定打
ソ連共産党と日本共産党と私
チェコスロバキアへのソ連など5ヵ国軍隊の侵略
『イワン・デニーソヴィチの一日』
終わりに
私の決意 原発ゼロ社会の構築へ
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