|
オイゲン・エーヴィヒ著
瀬原義生 訳
A5判上製 272ページ
定価:本体3200円+税
ISBN978-4-89259-802-9
|
|
中世初期8〜10世紀のキリスト教会発展の歴史とカロリング帝国の高揚・絶頂・衰退の政治過程とを密接に関連させて詳しく叙述。政治支配者と教会の葛藤を見事に描出したエーヴィヒの貴重な労作。
第一部 ローマ教皇の東ローマ皇帝権からの離脱とそのフランクへの接近
第一章 八世紀初頭のキリスト教世界
第二章 フランク王国の興隆とアングロ・サクソン人の大陸伝道
第三章 カロリング王権の成立と教会改革の継続
第四章 ローマ教会のフランクへの嘆願と教会国家の発端
第二部 カール大帝と教会
第五章 カールの登場、 ランゴバルド王国の併合、ペテロ世襲領の境界設定
第六章 カロリング大帝国の完成
第七章 帝国・教会の改革とカロリング・ルネサンス
第八章 聖像論争、キリスト養子説、聖霊発現論
第九章 フランク王国からキリスト教帝国へ
第十章 カロリング神学の発展、コンスタンティノープルとの和解、カールの死
第三部 カロリング時代の絶頂とその下降の始まり(814−840)
第十一章 ルートヴィヒ敬虔帝(814−828)統治下の帝国・教会改革
第十二章 ルートヴィヒ敬虔帝時代のカロリング・ルネサンス
第十三章 帝国と教会の危機(828−840)
第四部 カロリング時代終末期の国家と教会
第十四章 ルートヴィヒ敬虔帝の死から皇帝ルートヴィヒ二世(840−875)の死にいたるまでのカロリング帝国
第十五章 スペインとブリテン島、西欧へのサラセン、ノルマン人の殺到
第十六章 ルートヴィヒ敬虔帝から皇帝ルートヴィヒ二世の死にいたるまでの教皇と西欧
第十七章 教皇権、皇帝権(875−904)の衰退
第十八章 カール大帝の孫、曾孫期における改革、神学、教養
|