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“教育から学習への転換”のその先へ Unlearning を焦点に大学教育を構想する

 
 
“教育から学習への転換”のその先へ

景井充・杉野幹人・
中村正

A5判並製 172ページ
定価:1500円+税
ISBN978-4-89259-847-0 C0037

 

知識注入型の「教育」から創造的知的能力を訓練する「学習」への転換が求められているいま、知性の可動域を創出する「アンラーニング」の意義と可能性を経営コンサルタントと大学教員が語るユニークな入門書。

まえがき──本書のテーマ

第1章  大学における「学習の転換」“Learning Innovation”を実現するために(景井 充)
はじめに
1. Unlearningとの出会い
2. 知識基盤社会における大学教育のありかた──〈教育から学習へ〉というパラダイム転換
3. 社会的課題の山積・質的転換と大学教育のこれから──脱“学校化”に向けて
4.“ Unlearning”の意義
5.「学習学」の提案
  補論:質疑応答
  文献紹介──創造的な学びの技法としてのUnlearning

第2章 経営の実務におけるアンラーニングの必要性(杉野幹人)
はじめに
1. 経営学は経営の実務にどう使えるのか?
2. ケーススタディ:どのようにして積載幅の問題を解決するか?
3. 新しい局面での問題解決で求められること
4. Unlearningができているかの見極めの質問
5. 経営の実務におけるUnlearningの促し方
6. Unlearningにおける大学のかかわり方
7. リカレント教育におけるUnlearningの重要性
おわりに
  補論:質疑応答
  文献紹介──ビジネスのUnlearningに役立つ文献紹介

第3章  教育から学習へのパラダイム・チェンジ
「アンラーンUnlearn」を焦点にした実践をもとにして(中村 正)

1. アンラーンunlearnという言葉に出会う
2. 社会のなかでの学びを組織する──「NPOスクール」におけるアンラーンの試み
3. 人間科学分野での新しい学びの組織化の経験──対人援助学の創造をとおした専門職のアンラーン
4. 実践知のアンラーン──省察する専門人はアンラーンが必要
5. 自己のなかに「学びの理論」を構築すること──創造力の源としてのアンラーン
6. 持続するアンラーン
  補論:質疑応答
  文献紹介──アンラーン理解のための文献紹介

あとがき──“内破”を興すために
著者紹介