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広原 盛明 著
A5判 420ページ
定価:2700円+税
ISBN:
978-4-89259-877-7 |
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京都はスローな永遠の成熟都市、インバウンド観光には馴染まなかった――ホテル建設ラッシュ、民泊問題などオーバーツーリズムの弊害を分析。新型コロナ危機に直面しているいま、持続可能な新しい京都観光の姿を探る。
第1部 京都はどんな都市か
第1章 京都観光の理念と観光立国政策
〈1.1〉「インバウンド旋風が吹き荒れている」(2017年4月号)
〈1.2〉「“観光公害”はいつから始まったのか」(2019年7月号)
〈1.3〉「呼び込み観光は東山区を荒廃させる」(2017年5月号)
〈1.4〉「東山区のまちづくりを考える」(2018年2月講演録)
第2章 安倍政権、地方創生の陥穽
〈2.1〉「地方創生に期待できますか」(2017年10月号)
〈2.2〉「“たられば”では、人口減少に歯止めがかからない」 (2017年11月号)
〈2.3〉「希望から現実へ、出生率を上げるには」(2018年1月号)
〈2.4〉「少子化が“国難”なら2兆円パッケージは少なすぎる」 (2018年2月号
第3章 京都はスローな成熟都市
〈3.1〉「京都はスローな成熟都市なのです」(2017年9月号)
〈3.2〉「死亡が出生を上回る都市に未来はあるか」(2017年12月号)
〈3.3〉「京都市の出生率、なぜ低い」(2018年3月号)
〈3.4〉「全国最下位出生率から脱出が課題」(2017年7月号)
〈3.5〉「門川市長も危機感、京都観光業の雇用実態」(2018年4月号)
第2部 京都を襲ったインバウンド観光
第4章 民泊上陸が意味するもの
〈4.1〉「民泊バブルは現代の黒船来襲なのだ」(2017年6月号)
〈4.2〉「首相官邸が指揮した民泊規制改革」(2018年11月号)
〈4.3〉「民泊新法のビフォーアフター」(2018年10月号)
〈4.4〉「民泊新法施行でヤミ民泊はどうなる」(2018年5月号)
〈4.5〉「民泊はもはや供給過剰、飽和状態なのだ」(2018年6月号)
第5章 民泊新法を巡る攻防
〈5.1〉「エアビーの身勝手な言い分」(2018年12月号)
〈5.2〉「旅館業法の適用除外が眼目」(2019年1月号)
〈5.3〉「規制改革会議主導の民泊導入は頓挫した」(2019年2月号)
〈5.4〉「民泊新法施行半年の光と影」(2019年3月号)
〈5.5〉「京都の民泊は簡易宿所に流れた」(2019年4月号)
第6章 オーバーツーリズムの危機
〈6.1〉「オーバーツーリズムの危機が現実化している」(2018年7月号)
〈6.2〉「“モンスター化”する観光産業をどうする」(2019年9月号)
〈6.3〉「富裕層観光の表と裏」(2019年10月号)
〈6.4〉「門川市政の原罪、オーバーホテル問題」(2019年12月号)
〈6.5〉「京都の平成時代は“狂乱状態”で終わるのか」(2018年5月号)
〈6.6〉「京都は“インバウンド総量規制”が必要だ」(2018年9月号)
第3部 新型コロナウイルスの歴史的試練に直面して
第7章 京都市長選における政策転換
〈7.1〉「観光政策の見直しは時代の変わり目に」(2019年6月号)
〈7.2〉「次期京都市長選では観光政策が一大争点に」(2019年11月号)
〈7.3〉「京都が京都でなくなる日」(2019年12月 講演録)
〈7.4〉「もうそこまで来ている、京都が京都でなくなる日」 (2020年1月号)
〈7.5〉「本物の観光都市、いわゆる観光都市」(2020年2月号)
〈7.6〉「京都市長選を通して浮かび上がった基本問題」(2020年3月号)
第8章 京都観光の歴史的転換点
〈8.1〉「絶頂からどん底へ、4期目門川市政が直面するもの」 (2020年4月号)
〈8.2〉「京都市政、観光立国から脱却のとき」(2020年5月号)
〈8.3〉「世界はビフォーコロナからアフターコロナへ」(2020年6月号)
〈8.4〉「新型コロナ危機の下で京都市基本計画、
観光振興計画はどうなる」 (2020年7月号)
あとがき
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