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井口和起・近藤學
成瀬龍夫・山田稔
四六判並製 240ページ
定価：1636円＋税
ISBN：
978-4-89259-888-3 |
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侵略戦争の反省を「自虐史観」と決めつけ、戦前への回帰をとなえる日本会議や新しい歴史教科書をつくる会。歴史哲学、天皇制、戦争責任、社会科教科書問題の4つの視点から歴史修正主義に最も深く切り込んだ待望の一冊。
第I部 歴史修正主義の風潮にあらがう
第一章 日本近現代史の真実を考える現代的意義（井口和起）
第二章 歴史修正主義とは何か、何が問題か（成瀬龍夫）
〔コラム１〕歴史修正主義のテクニック（成瀬龍夫）
第II部 日本近現代史の論点
第三章 歴史修正主義はなぜ「万世一系の天皇」にこだわるのか（成瀬龍夫）
〔コラム２〕天皇制の代替わりと女系・女性天皇問題（山田 稔）
第四章 日本の戦争責任はいかに語られてきたか（成瀬龍夫）
〔コラム３〕『天皇の戦争責任・再考』（洋泉社新書）を読む（成瀬龍夫）
第五章 戦争責任とどう向き合うか―ドイツ・イタリアとの国際比較―（近藤 學）
第六章 クラウス・バルビー裁判と仏国民の記憶（近藤 學）
第七章 「教育勅語」の復活は許されない（山田 稔）
〔コラム４〕国民の主権者意識と歴史認識（成瀬龍夫）
第八章 これはひどい歴史修正主義の教科書（山田 稔）
〔コラム５〕「高校社会科解体」の真相（山田 稔）
第九章 南京事件―殺戮少数説への批判―（近藤 學）
第一〇章 国際法の発展と「侵略」の定義（成瀬龍夫）
〔コラム６〕日本国憲法は果たしてアメリカの「押し付け」か（山田 稔）
第II部 執筆者座談会「日本近現代史の底流を探る」
井口和起 近藤學 成瀬龍夫 山田稔
付録 歴史修正主義関連年表―文献と主なできごと―
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