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小林弘二・廣岡裕一編著
A5判並製 278ページ
定価:本体2500円+税
ISBN:
978-4-89259-891-3 |
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観光立国政策によるインバウンドの激増と情報通信技術の発展、それに続くコロナ禍による観光消失を経て日本の旅行業界はどこへ向かうのか。アフターコロナ時代における旅行ビジネスのイノベーションのために。
第1章 観光政策・法制度の変遷
1.観光政策の変遷
2.宿泊業についての法制度の変遷
3.通訳案内についての法制度の変遷
4.旅行業法制の変遷と背景
第2章 旅行業の機能と役割
1.旅行業の定義と登録制度
2.旅行業の仕事の中身(業務内容)
3.旅行取引の公正維持のための規定
4.旅行取引
第3章 インバウンド市場の変化と訪日旅行ビジネス
1.旅行市場の現状と国内旅行事業者のビジネス実態
2.インバウンド政策の変遷過程と旅行市場及びビジネスの変化
3.地方創生に資する国内旅行事業者の役割や機能
4.国内旅行事業者による新たなインバウンドビジネス
第4章 国内旅行ビジネスの変遷
1.旅行ビジネスの発祥期【1912年以前】
2.国内旅行ビジネスの萌芽期・海外旅行ビジネスの萌芽期?【1912〜1945年】
3.国内旅行ビジネスの成長期?【1946〜1960年】
4.国内旅行ビジネスの成長期?【1961〜1970年】
5.国内旅行ビジネスの成長期?【1971〜1984年】
6.国内旅行ビジネスの成熟期?【1985〜1994年】
7.国内旅行ビジネスの成熟期?【1995〜2011年】
8.変容を続ける国内旅行ビジネス
第5章 海外旅行ビジネスの変遷
1.海外旅行ビジネスの萌芽期?【1945〜1960年】
2.海外旅行ビジネスの成長期?【1961〜1970年】
3.海外旅行ビジネスの成長期?【1971〜1984年】
4.海外旅行ビジネスの成長期?【1985〜1994年】
5.海外旅行ビジネスの成熟期【1995〜2011年】
6.変容を続ける海外旅行ビジネス
第6章 航空サービスの変化と旅行ビジネス
1.IATA(国際航空運送協会)と旅行ビジネス
2.日本の航空政策の変遷と海外旅行ビジネス
3.LCC登場と日本の観光政策
4.予約システムが果たした役割とこれからの展望
5.新たな問題に直面する航空業界
第7章 宿泊ビジネスの変化
1.日本の宿泊産業の現状
2.市場を取り巻く環境の変化とホテルビジネス
3.市場を取り巻く環境変化と旅館ビジネスの変遷
4.観光先進国実現に向けて、宿泊業の今後の課題
第8章 情報通信技術(ICT)の進展・普及と旅行ビジネスの変化
1.ICTと旅行ビジネス・旅行者
2.旅行ビジネスにおけるICTを基盤とする流通
3.ICT時代における旅行ビジネスの変化
4.ICTと旅行ビジネスをめぐるこれから
第9章 ランドオペレータービジネスの変化とその特徴
1.ランドオペレータービジネスの現状
2.ランドオペレータービジネスの変化
3.ランドオペレーターのビジネスの特徴
4.通信販売仲介者の出現とランドオペレーターの立ち位
5.海外旅行取扱額の伸び悩みと旅行サービス手配業の台頭
第10章 環境変化と求められる観光産業人材
―アフターコロナの観光と高等教育(大学・専門職大学・大学院等)の「学び」は?―
1.観光立国宣言に始まった日本の観光の急展開とコロナ禍による劇的変化のなかで
2.2003観光立国宣言と2008観光庁の発足を契機とする日本の大学の観光系教育研究組織の拡大観光人材を育成するための産学官が連携した取り組み
3.日本の高等教育政策と大学の観光系教育研究組織
4.大きく変わった大学教育と観光学教育の拡がり
5.日本の大学の観光学教育研究の基盤形成と問題点―世界の観光学研究教育の潮流は?―
6.これからの観光学研究と教育を展望して
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