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人権としての特別支援教育
監修者:藤本文朗・小野川文子
編者:小畑耕作・近藤真理子・宮本郷子
A5判並製 229ページ
定価:1818円+税
ISBN978-4-89259-907-1
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子どもの発達と学習を保障する権利としての障害児教育、決して「特別」ではない特別支援教育のために編まれた、学生・教員・ボランティアに向けた新しいテキスト。
はじめに 〜この本の特徴 特別ではない特別支援教育〜
(I) 特別支援教育の理念と課題
1-1 特別支援教育がめざすもの、そして特別支援教育に求められているもの
1-2 権利としての障害児教育
1-3 寄宿舎、生活教育などでの学び
1-4 日本における福祉的な取り組み
コラム1 インクルーシブ教育はもう古い?〜江戸期のインクルーシブ教育
(II) 障害種別の指導と支援
2-1 特別なニーズのある子ども(1)
2-1-1 知的障害
2-1-2 視覚障害
2-1-3 聴覚障害
2-1-4 肢体不自由
2-1-5 重症心身障害
2-1-6 病弱教育
2-1-7 情緒障害
2-1-8 言語障害
コラム2 映画で捕捉する障害のある子どもと発達保障論
2-2 別なニーズのある子ども(2)
2-2-1 自閉スペクトラム症(ASD)
2-2-2 発達障害:AD/HD
2-2-3 学習障害(LD)(局限性学習障害〈SLD〉)
コラム3 重い知的障害があった少年が死亡した事故をめぐる裁判から学ぶ
(III) 多様な支援を必要とする子どもたち
3-1 外国にルーツのある子どもの教育について
3-2 配慮を必要とする家庭環境の子ども
3-3 登校拒否・不登校、社会的ひきこもり
3-4 いじめ問題に向き合う
コラム4 自己肯定感を高めるには、まず、自己有能感を高めよう
(IV) 発達保障と学校・地域
4-1 就学まで
4-1-1 乳幼児期
4-1-2 保育所、幼稚園での保育
4-2 学齢期
4-2-1 特別支援学級での学び
4-2-2 特別支援学校での学び
4-2-3 特別支援学校における医療的ケアを要する子どもたちへの対応
4-2-4 地域で育つこと(学童保育、放課後等デイサービス、NPO)
4-2-5 家族・きょうだい支援
コラム5 今も続く“仲間の集い”
4-3 教室の子どもたち
4-3-1 通常学級で学ぶ課題をもつ子どもたちの現状と子ども理解・対応
4-3-2 通級指導教室に通う子どもたち
4-3-3 通常学級における学級づくり、通常学級・通級指導教室の課題(小学校)
4-3-4 通常学級における子ども理解・通級指導の課題(中学校)
コラム6 「水に溶かしてみよう」の実験
4-4 中学校卒業後の学び
4-4-1 高等学校での学び(定時制)
4-4-2 広域通信制高校のサポート校に進学する子どもたち
4-4-3 進路指導、学校卒業後の学び場
4-4-4 大学の「場」としての学びを問う
4-4-5 成人期の生活
コラム7 高校での支援の必要な生徒
(V) 展望
5-1 特別支援教育支援員の問題点から見る今後の専門職養成の課題
5-2 北欧の現状から─スウェーデンのインクルーシブ教育の現状と課題
5-3 日本のインクルーシブ教育の方向性─北欧・スウェーデンの現状から学ぶ
5-4 ベトナムの障害児教育の歴史と現状
5-5 障害者理解という視点から人間理解 人権保障へ
5-6 「特別支援学校設置基準」策定を求めた運動と今後の課題
「この子らを世の光に」の社会を実現するために〜あとがきにかえて〜
索引
執筆者一覧
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