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変化する宿泊ビジネス
石撫ヒ之・廣岡裕一・大島知典 編著
A5判並製 264ページ
定価:2200円+税
ISBN978-4-89259-910-1
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外資系高級ホテルの全国進出、ビジネスホテルの積極出店の一方で、構造的転換期を迎えている旅館業――激変する環境に翻弄され続ける宿泊ビジネスの今を、経営の視点から包括的にとらえ、今後の展開方向を探るテキスト。
はじめに
第1章 宿泊ビジネスの特徴と課題
1.宿泊業の定義と区分
2.宿泊業の業態
3.宿泊業の特徴と事業形態
4.宿泊業を取り巻く環境変化
5.宿泊ビジネスの課題
第2章 観光の発展とホテルビジネスの変遷
1.観光とホテルビジネス
2.第一次観光革命と「グランドホテル」の時代
3.第二次観光革命と「コマーシャルホテル」の時代
4.第三次観光革命とチェーンホテルの時代
5.第四次観光革命と多様化するホテル産業
第3章 日本における宿泊ビジネスの発展過程と産業構造の醸成
1.奉仕・慈善から宿泊ビジネスへ
2.手段としての宿泊から目的としての宿泊へ
3.旅行の大衆化と旅館の繁栄
4.転換期を迎える旅館経営
5.ホテルビジネスの発展
第4章 宿泊政策と関係法令
1.宿泊行政
2.旅館業法
3.旅館業法以外の法制度
4.宿泊契約
第5章 ホテル・旅館のマーケティング
1.製品差別化
2.価格差別化
3.流通差別化
4.宣伝・広告差別化
5.旅館のマーケティング
第6章 宿泊業の組織と人的資源管理―外資系ホテルを中心に
1.はじめに
2.宿泊部門のマネジメント
3.料飲部門のマネジメント
4.宴会部門のマネジメント
5.セールス&マーケティングのマネジメント
6.財務部門のマネジメント
7.人事部門のマネジメント
8.人的資源管理
第7章 宿泊サービスの変化とイノベーション
1.新しい「快適性」の提供へ
2.進化する宿泊サービス
3.イノベーションを推進する企業
第8章 宿泊業の事業再生と事業承継
1.宿泊業の経営とは
2.旅館経営の特徴
3.宿泊業の事業再生
4.金融機関と協力した再生
5.売上利益の向上による旅館再生
6.事業承継の在り方
第9章 民泊の制度設計
1.広義の民泊
2.民泊の出現
3.住宅宿泊事業法
4.民泊の意義とあり方
第10章 宿泊業のインバウンド戦略
1.近年の日本のインバウンド市場
2.宿泊業におけるインバウンド受け入れ環境整備
3.ホスピタリティと「おもてなし」の概念の違い
4.長野県上高井郡高山村「旅館わらび野」におけるインバウンド戦略
5.和歌山県田辺市「蒼空げすとはうす」におけるインバウンド戦略
6.和歌山県田辺市(民宿)におけるインバウンド戦略
参考文献
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