どんな人生でも過去、現在、未来に区切ることが出来る。現在は瞬間瞬間に過ぎてゆく。年を重ねる毎にその速さはまさに光陰の速さとなってゆく。しかし過去は私の好きなように引き出し、引き留め、しばし、眺めては、いろいろの時間をあちらこちらに走り回る。
序にかえて
(I) 随 想
やがて哀しき剛速球
サンセット・サンライズ
ねりかんブルースとよさこい節
夢占い
日々是妄想
忘 却
私の令和元年
瞬間の夏
(II) 自伝的散策
ある総理の仁淀川訪問 ―リア王の遍路―
一炊の夢
捨てがたき名刺
冬に記す夏の記憶
「修行」について、銀行馬券
医者殺し
注 射
著者紹介;黒川博之(くろかわひろし)
1948年、高知県生まれ、秋田大学医学部卒業。医師・医学博士。秋田大学医学部付属病院放射線科助手をへて、会津若松市竹田綜合病院外科、郡山市南東北脳神経外科病院放射線科・麻酔科科長、秋田県厚生農業協同組合連合会仙北組合総合病院放射線科科長。定年後、介護老人保健施設の、ひまわりの里、やすらぎの苑、やかたなどの施設長・医師を務める。
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