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戦争PTSDとアメリカ文学 南北戦争からベトナム戦争までを読む

 
 

戦争PTSDとアメリカ文学

野間正二 著

四六上並製 363ページ
定価:1900円+税
ISBN978-4-89259-931-6 

 

戦争によって生じた心の傷がいかにシリアスな影響をその人の人生に与えるか……『グレート・ギャツビー』『日はまた昇る』『ライ麦畑でつかまえて』など7人の作家による13の作品を精読しながら考える。

はじめに

序 戦争PTSD

PTSD
PTSDの診断基準
PTSDとシェイクスピア

第一部 南北戦争
南北戦争
アンブローズ・ビアス
短編「チカモーガ」
短編「コールターの峡谷での出来事」
短編「レサカで死ぬ」
スティーブン・クレイン
長編『赤い武功章』

第二部 第一次世界大戦
第一次世界大戦と米国
戦争による神経症(シェルショック)
ユージン・オニール
戯曲『シェルショック』
シェルショックの実情
ヘイデン大佐の告白
ヤング少佐の自殺未遂
F・スコット・フィッツジェラルド
中編「メイ・デー」
長編『グレート・ギャツビー』
アーネスト・ヘミングウェイ
短編「兵士の家」
長編『日はまた昇る』

第三部 第二次世界大戦
第二次世界大戦と米国
J・D・サリンジャー
短編「バナナフィッシュに最適の日」
短編「エズメに――愛と汚れをこめて」
長編『ライ麦畑でつかまえて』
コーヒーブレイク
大岡昇平の『野火』

第四部 ベトナム戦争
ベトナム戦争と米国
ティム・オブライエン
長編『失踪』

おわりに
図版の出典
索引