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佐藤廣和 著
A5判並製 280ページ
定価:2000円+税
ISBN978-4-89259-932-3
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生活綴方、北方教育、フレネ教育の研究をとおして得た教育実践のあり方、また愛知私学運動のなかで学んだことなど、地域に根ざす教育について考えた論稿を収録。
はじめに
第一部 子どもの発達と生活綴方
一 発達の疎外と人間的感性・感覚の回復
二 いま、なぜ書くことをだいじにするか
三 子どものなかの未来をつかむ
四 生活綴方による子ども把握の意味について
第二部 生活綴方・北方性教育の歴史的研究
一北方性教育運動研究に関する一試論
―研究の課題と教育実践史的方法の可能性について
二 生活綴方における生活指導の概念について
―北方教育社・佐々木ミを通して
三 一九三八年生活教育論争
四 戦前生活綴方実践における文集の役割
五 佐々木ミのことばと表現
第三部 北方教育の教師群像
一 若き北方教師たち ―教育史のなかの青年教師
二 佐々木ミ ―貧困にあえぐ地域と子どもをリアルにみつめた魂の技師
三 「知識の伝達者」から「魂の技師」へ―北方教育と佐々木ミ
四 鉄筆だこに子どもの生活の必要を刻む―北方教育社・鈴木正之
第四部 フレネ教育と日本の教育
一 生活綴方とフレネ教育の交流
二 いま、なぜ問題解決学習なのか―戦後学力論の成果と課題
―生活表現にねざした個性化教育論の立場から
三 総合学習の実践づくりのために
第五部 愛知私学運動と教育
一 生徒・父母とともに学校を変える
二 主権者としての学び ―愛知の高校生の姿をとおして
三 「一人ぼっちの親をつくらない!」
―愛知父母懇にみる子育てネットワーク
第六部 教育と教育学研究
一 教育実践をともに創造する教育学研究
二 子どもをとらえるための文学教育者との対話
―藤原和好著『子どもが生きる文学の授業』をめぐって
三 教育実践における安心と自由
おわりに
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