町工場からスタートし、身体・知的・精神障害のすべてを受け入れ、共に働き自立して活き活き暮らせるよう、さまざまなアイデアを駆使して福祉施設運営を先導してきた半世紀にわたる歩みを、数多くの写真とともに振り返る。
序 章 戦争中の子ども時代
第1章 障害があってもなくても、人として働く≠アとはあたりまえ
第2章 精神障害のある人も雇用する ──障害を差別しない──
第3章 雇用から福祉事業へ
──「社会福祉法人あすなろ福祉会」の出発──
第4章 誰もが年をとる ──高齢者福祉へ──
第5章 未来へつなぐ手 ──持続的な障害者福祉社会への展望──
著者紹介;浅居 茂(あさい しげる)
1935 年、滋賀県豊郷町生まれ。1963 年、浅居製作所創業、翌年豊郷町に戻り、本格的に操業開始。1988 年、社会福祉法人あすなろ福祉会理事長に就任。現在は法人顧問。
共生社会を目指す全ての人必読書
「障害があってもなくても人として当たり前に働いて共に生きていく」とはどういうことなのか?前例のない中で、浅居さんの揺るぎない人間観に基づき、見事な織物が織りあげられるように営なわれた本書の実践の記録は、共生社会を目指す私たちの生きた教科書です。 糸賀一雄記念財団理事長 辻 哲夫
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