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土着的近代研究会 編
A5判並製 188ページ
定価:1500円+税
ISBN:
978-4-89259-955-2
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グローバルな人間・社会破壊の根本にある「欧米型近代」を克服し、土着文化を基礎にした平和的共生社会構築を目指す「土着的近代」化について、日本・韓国の実践を報告・検討する。
巻頭言
絶望の底で探れ、「土着」の意味/平和を創り支える「近代性」
(板垣雄三)
特 集:土着的近代と平和構築
土着的近代と平和構築
─水俣における「本願の会」の平和共生構築運動を中心に─ (北島義信)
韓龍雲の自由平和思想 ─伝統と近代の境─ (趙晟桓)
日本特有・土着としての憲法九条
─ロシア・チャアダーエフ「大いなる教訓」─ (大橋健二)
自由論文
圓仏教の土着的近代性 ─少太山の開闢思想を中心に─ (朴光洙)
〈われわれの生〉を生きることの困難さ
─近代的な男性性の創出を中心として─ (櫻井秀子)
森崎和江の「いのちの原郷」から
「土着的近代」概念を再検討する (片岡 龍)
東井義雄の教育実践における「土着的近代」
─子ども・学校・地域の連帯によって人が育ち、
育てられるということ─ (北島信子)
菅江真澄から考える土着的近代 (佐々木隼相)
研究ノート・随筆
『六論衍義』の土着的近代と平和構築 (成海俊)
路面電車と「コンパクトシティ」 (山口道宏)
新世界秩序への兆候と〈土着的近代〉をめぐって (鈴木規夫)
日本の合意システムと国際政治 (グリーン・H・スティーブン)
土着的近代から「普遍性」を見直す (柳生 真)
「土着的近代」からジェンダーを考える (張倩ト)
書評・書籍紹介
生き直し・学び直しの哲学
―大橋健二著『〈老年哲学〉のすすめ』を読んで― (別所興一)
デコート豊崎アリサ『トゥアレグ 自由への帰路』 (閻秋君)
『土着的近代研究』創刊号執筆者のひと言
土着的近代研究会へのお誘い
編集後記
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