|
|
平安京・京都研究叢書 |
平安京や京都にかかわる、文献史学・考古学・建築史学の先端研究を結集する研究集会「平安京・京都研究集会」は、1994年以来、17回を重ねています(2009年現在)。その成果を継続的に発信していくために〈平安京・京都研究叢書〉として刊行していきます。また、平安京や京都にかかわる若手研究者の研究成果を学術論文集として刊行することも企画しています。
|
|
|
(1)院政期の内裏・大内裏と院御所
考古学・文献史学・建築史学共同で浮かび上がらせた動乱期王朝論。今後の京都研究、初期中世史研究には必須の基本書。
高橋昌明編
A5判 391ページ
2006年6月刊
本体6,000円+税
ISBN978-4-89259-514-1 |
【もくじ】
はじめに (高橋昌明)
I ……内裏・大内裏・閑院内裏
I I ……後白河院御所論
I I I……起点としての白河・鳥羽
平安京・京都研究集会の記録 (仁木宏) |
|
|
|
(2)日本中世の首都と王権都市 京都・嵯峨・福原
考古学・文献史学・歴史地理学・歴史民俗学の統合によって、中世日本の首都の実像に迫る。平安京・京都については、その都市構造を検討するとともに、そこに生きた都市民の信仰を解明する。後白河法皇の法住寺殿、後嵯峨・亀山両法皇の築いた中世都市嵯峨、さらに平清盛が夢見た幻の都・福原京といった王権都市の復元は圧巻。
山田邦和 著
A5判 409ページ
2012年3月刊
本体5,000円+税
ISBN978-4-89259675-9 |
【もくじ】
第一章 平安京・京都の都市と都市民
第二章 院政期京都とその周辺
第三章 「福原京」の復元研究
第四章 中世都市嵯峨の変遷
第五章 京都の歴史遺産とその活用
初出一覧 |
|
|
|
(3)洛中洛外 京は“花の都”か
京都の歴史は、平安京をいかに克服するかのプロセスであった。権力的・強行的に建設された平安京が、都市住民の生活の場へと大きな変貌・脱皮を遂げていった過程を、災害・環境問題にも目を配り、リアルに描き出す。
高橋昌明 著
A5判 370ページ
2015年7月刊
定価:本体5700円+税
ISBN978-4-89259-767-1 |
【もくじ】
序
第一部 平安京から京都へ
第二部 武家と京都
第三部 京都周辺の諸相
余 論
あとがき |
|
|
|
|
|
(4)室町政権の首府構想と京都 室町・北山・東山
金閣・銀閣、相国寺に代表される室町時代。足利政権の王都の姿と政治的・宗教的世界の実像を、政治史・仏教史・建築史・考古学から読み解く。
CGによる相国寺七重塔の復元。資料編は、中世京都研究に必備の基礎資料集。
桃崎有一郎
山田邦和 編著
A5判上製 541ページ
2016年10月刊
定価:本体12000円+税
ISBN978-4-89259-798-5 |
【もくじ】
緒言(桃崎有一郎)
第一部 室町期京都の空間構造と地政学
第二部 室町殿と相国寺
第三部 北山殿と鹿苑寺・北野
第四部 東山殿と慈照寺
第五部 資料編 中世京都・京郊の構造復元と基礎史料 |
|
|
|
|
(5)京都と首里
かつて日本と琉球の首都であった京都と首里。その文化遺産は、どのような歴史と文化を象徴しているのか。グスクや玉御殿、鹿苑寺や南禅寺などの史跡・名勝・文化的景観の価値を、個々の文化遺産に即して具体的に解き明かす。
高橋 康夫 著
A5判上製 311ページ
2020年10月刊
定価:本体6000円+税
ISBN978-4-89259-874-6 |
【もくじ】
第一章 琉球のグスク――神は嶽・森をつくり、ひとはグスクをつくる
第二章 首里の玉御殿――ひとは、死ぬと、神になる
第三章 京都と首里の環境文化――東アジアの環境文化
第四章 北山殿・鹿苑寺の建築
第五章 南禅寺の伽藍とその沿革――義満の新仏殿造営と伽藍配置の変遷
第六章 「京都」と「文化的景観」 |
|
|
|
(6)近世京都の大名屋敷
近世の京都に多数存在した大名屋敷。文献史学・考古学・歴史地理学・建築史学の諸分野から検討を加えた初めての本格的論集。
藤川昌樹・山本雅和 編
A5判上製 350ページ
2024年3月刊
定価:本体6000円+税
ISBN978-4-89259-945-3
|
【もくじ】
第一章 織豊期の京都屋敷 (谷 徹也)
第二章 徳川期京都における大名屋敷の建築的構成 (藤川昌樹)
第三章 近世京都における諸藩の活動と京都屋敷 (千葉拓真)
第四章 遺構・遺物にたどる洛中の武家屋敷 (山本雅和)
第五章 中井家系京都図にみる武家屋敷の分布と変遷 (上杉和央)
第六章 幕末政治と武家集団の上洛・居所 (中村武生)
第七章 遺構・遺物からみた幕末期鴨東の大名屋敷 (伊藤淳史)
参考文献
あとがき |
|
|